代替医療




医学の発展と並行して、獣医学も日々進歩しています。その中心を成すのは西洋医学
と呼ばれるもので、ほとんどの人間の病院も動物病院も西洋医学のセオリーにのっとっ
て毎日の治療にあたっています。                       
しかし臨床現場においては、西洋医学のアプローチでは治しにくい病気も数多く、こ
れを補完する目的で(あるいはむしろ西洋医学よりも治療効率が高いので)、ふしみ
大手筋どうぶつ病院では東洋医学をはじめとする代替医療を取り入れて治療にあたって
おります。                                 
ここでは代替医療のうち、実際の治療現場で活躍しているものをご紹介いたします。



・東洋医学

   ふしみ大手筋どうぶつ病院では、東洋医学に基づく治療としとして、鍼灸治療と低出力レ−ザー治療を行っています。これらの治療方法は、動物の体表に分布する経穴(いわゆるツボ)を刺激することで身体の不調をただし、身体全体のバランスを整え、動物自身が持つ本来の自然治癒力を高めることが認められています。
  実際の治療では、椎間板疾患・筋肉関節傷害・消化器疾患・免疫不全疾患など多くの病気治療に役立っています。

*そんな東洋医学の理論を勉強してみたい方に*

   月刊誌「Wan」2006年1月号より2007年2月号まで連載された「由本先生のやさしい東洋獣医学」を一挙掲載いたします。これを読めば伝統の東洋獣医学がすべて理解できる!! ・・・ってなわけにはまいりませんが、ワタクシなりにわかりやすく書いたつもりです。
興味のあるお方は、ぜひ覗いてみてくださいませ。                 

    「由本先生のやさしい東洋獣医学」( 雑誌「Wan」掲載 ) 



・漢方をはじめとする自然療法
     
     西洋医学で用いる薬(抗生物質、ホルモン剤、抗炎症剤などなど)は、上手に使えば病気の症状を抑えるのにとても有効です。しかし化学的合成品が中心の薬品は、副作用の問題が常につきまとうため、病気を抑える代わりに新たな体調不良を引きおこすことも心配されます。
   ふしみ大手筋どうぶつ病院では西洋医学の薬品に加えて、中医学の漢方薬、自然療法のカテゴリーに含まれる薬・サプリメントを多く揃えており、動物種・年齢・体調等に応じて使い分けています。高齢や衰弱状態で薬を飲ませにくいケースをはじめ免疫不全・ガン・難治性慢性疾患などで効果が認められています。
    



・ホモトキシコロジー
    
     ホモトキシコロジーという言葉は聞き慣れない方が多いかと思いますが、ドイツ発祥の代替医療の一種で人間にも動物たちにも有効な治療として注目されています。
    その原理は、さまざまな有害な物質(毒素=ホモトキシン)の蓄積が病気の原因であり、症状に応じたレメディと言われる抗ホモトキシン薬を投与し、身体の弱った免疫系や自然治癒力を活性化させて健康を取り戻すというものです。比較的新しい代替医療ですが、西洋医学的治療で回復が困難な症例で有効なケースが多々認められています。当院でも2013年より治療の一選択肢として取り入れ、腎不全・椎間板疾患・免疫疾患や高齢に伴う体調不良などで活躍しております。



・量子医学
    
     ニュートン→アインシュタイン→量子論と物理学は進化を続け、21世紀には量子力学が万物理論を完成させるのでは、と言われています。われわれが存在するこの世界の根源を探る量子力学は、物理学のみならずテクノロジー・思想・医学にも大きな影響を与え続けており、量子医学なる分野が世界各地で芽吹いてきています。当院では現在、日々の診療に役立つ新しい量子医学の研鑽に励んでおり、すでに活躍しているものもあります。



 home        病院情報     病院紹介